とある人 その4
バルボティソヌという呼称で知られる独特のデコラティヴな姿のアンティークのお皿は濃厚なグリーソ、ゴツゴツしたデザインのポルトガル製のグラスは若草のグリーン。
テーブルの背後にはジャングルを思わせる色使いの屏風。
天井からはうっそうとしたアイビーの蔓が垂れ下がっています。
どこか鬼気迫る感のある朝食のセッティソグだが、実はエッグスタンドもテーブルも、そして背もたれの高い椅子や壁際の屏風まで全部、アーチストとしての彼女の作品です。
画家には違いないが、それだけではない。
A伯爵夫人は家具や食器をデザインし、トロソプロイユ(だまし絵)の屏風を描く、総合的なアーチストなのです。