こんな歴史あんな歴史 その5
労農党を脱党した総同盟系の人たちは、十二月、社会民衆党を結成しました。
これは委員長に安部、書記長に片山をすえ、松岡・賀川・中沢・西尾・鈴木(文治)などを執行部に入れたもっとも右派の色彩の強い党でした。
このなかには赤松克麿のような、のちの社会ファシスト(国家社会主義派)もふくまれていました。
また堀江帰一・吉野作造・白柳秀湖・馬場恒吾など学者・評論家もその支持者でした。
しかしこの社民党の右翼化にあきたらない総同盟の一部と、日農の左翼化に反対する農民運動家の一部は、別に日本労働農民党(日労)を同じ十二月に結成しました。
書記長三輪・会計細野であり、麻生・三宅・須永などがその中心人物でした。